治療案内　～予防歯科～

予防について

予防についていのうえ歯科では定期検診をおすすめしております。

頑張って通院して頂き、虫歯や歯周病を治療し症状が改善しても生活習慣の改善がなければ再発してしまいます。

歯磨きを常に100点でするのは難しいため、通院の際に弱いところをケアさせて頂き必要に応じて磨き方のアドバイスさせて頂きます。

噛み合わせ由来で歯と歯の間が虫歯になってしまったり、歯周病が進行し歯の根っこが露出し、根面カリエスになったりと患者さん一人一人リスクは異なります。患者さんそれぞれに合わせた定期検診の間隔を提案し、またアドバイスを含めて一生付きあえる関係を目指します。

クリーニング・定期健診

当院では３か月に１度、定期健診をおすすめしています。

歯周炎の進行度合いや希望に応じ1ヶ月や2ヶ月に一度の場合もあります。

時間は４５分くらいを目安とし、歯周検査と全体のおそうじや部分的な深いところ（歯石除去や歯周ポケットの掃除）のおそうじをさせていただきます。

その中で、気になる箇所や小さな虫歯がありましたら、患者様に確認させていただきます。必要に応じて別途予約をとらせていただき、治療も出来ます。

定期的に歯のクリーニングをすることで将来、歯を残せる確率はかなり上がります。当院ではクリーニングをしていただいた方に、モチベーションアップのため２回に１度、歯科用品をプレゼントしています。

皆さんも歯をできるだけ残したいと思いますが、我々も一本でも多くの歯を残したいので一緒に頑張って行きましょう。

歯周病

歯周病の進行

歯周病は虫歯と違い歯を支える骨や歯肉が失われていく恐ろしい病気です。

歯周病菌の感染によるもので菌の種類や量は個々人で全く異なります。そのため強い菌を持つ人では２０代から３０代の若い方でも進行が早く、早期に歯を失う原因となっています。一方でプラークや歯石がべったりとついているにも関わらず、深い歯周ポケットを作らずに歯肉炎程度で移行している人がいらっしゃるのも事実です。

一般的にはゆっくりと慢性的に進行することが多い病気です。初期には歯磨き時の軽い出血や起床時の口腔内のねばつきなどがあります。咬んだ時の違和感や歯の動揺を感じ出した時には骨の吸収が進行していることが多く手遅れになることがあります。

そのため、定期的に歯科を受診し症状が出る前に早期に治療することをお勧めします。また、治療したら終わりという病気ではありません。日々のケアが重要なのはいうまでもありません。当院では々のケアを少しでもやりやすいように口腔内の環境を整えさせて頂きます。

治療の流れ

① 歯石除去

歯周ポケットが浅く、軽度の場合は歯に付着している歯石除去をして日常的な歯磨きが不足しがちな苦手な部位を意識していただきます。通院は約３ヶ月に１度をおすすめしております。リスクが高いと判断した場合は１ヶ月に１度の定期検診をおすすめします。

② SRP

深い歯周ポケットや歯肉の腫脹、歯肉の深い位置まで歯石の沈着が見られた場合は、4～6回に分けて歯石の除去行います。

③歯周外科

SRPをして、1～２週間して改善傾向が見られない場合や歯周ポケットが深くSRPだけでは改善しない場合に歯肉を切開し、深いとりきれない部分の歯石や感染物質の除去を行います。条件によっては保険治療にてリグロスという再生療法をおすすめしています。骨が元通りに戻ることはないですが部分的に縦に深い骨欠損対して回復することがあります。予測が必要なためCT撮影させていただきます。

④ メンテナンス

上記治療終了後、３ヶ月に１度歯周病検査を行い歯周ポケットの状態と日常的な歯磨きの状態を見せて頂きながら経過を診て行きます。患者さんが日々歯磨きしやすい環境を維持できるようにお手伝いさせていただきます。

⑤ 抜歯

歯の根の先端まで骨が吸収している、歯の動揺が大きく横や縦に動いて噛めないなど保存できない場合は抜歯の対象となります。歯周外科にて歯肉を切ってみてレントゲン所見より病態が進行していれば抜歯となることもあります。

※タバコ、糖尿病などの全身疾患は歯周病の憎悪因子となりえます。また、降圧剤の副作用や妊娠期には口腔内の歯肉の腫脹が現れることがあります。全く関係ないだろうと思っていても歯周病と関連しているものはあります。お気軽にご相談ください。

エンドーペリオ病変

鑑別疾患としてエンドーペリオ病変というものがあります。何かしらの原因で歯髄が壊死し歯根を取り囲むように骨吸収をおこし歯の動揺をおこすことがあります。歯周病と似たようなレントゲン画像となるため各種検査が必要です。

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